施工実例
Japanese Modern Style Renovation
Episode
今回のリフォームは以前ご紹介したキャットウォークのある日本家屋の2階分部になります!1F部分はお母さま(2019年12月に取材した方)のお住まいで、2Fはご子息夫婦とその弟様がお住まいになります。前回同様とても立派な日本家屋の柱や梁を再利用し、再活用することで素晴らしい空間に生まれ変わりました!
1Fのリノベーション以降・・・
2年半前に1階のリノベーション後、2階はそのままでしたが、ご子息のご結婚を機に、この付近で新築を土地から探しておられたそうです。しかし人気エリアの為なかなか見つけられず、それならばとお母様との同居を機に、2階をリノベーションするという運びになりました。
古い日本家屋が快適な現代的住まいに
入居は2022年4月。もともと土壁で通気性は良好でしたが、さらに断熱材を入れ、内窓を入れて2重窓も取付。そのためエアコンの効率が上がっただけでなく、防音性も上がり、施主様曰く、「カラオケをしてもほとんど外に音が漏れない(笑)」とおっしゃっていました。
今回リノベーションしたLDKは元々2部屋でしたが、壁面だけでなく、廊下部分やクロークも一緒にぶち抜き、一つの大きな空間としました。キッチンや階段は大工のオーダーメイドで、釘は使わない伝統的な工法を用いた逸品です!
施主様が「ほとんどの暮らしがリビングで完結してしまう」とのことで、前回お母様のおっしゃっていた「快適すぎて外出したくなくなる」というご感想とほぼ同じようなお話をされていました(笑)
天井をめぐる梁
天井部分を除去し、露になった部分を改修。天井にめぐらされたゴロンボが今回最大の特徴と言えます。
ゴロンボとは古民家などにある丸太状の松材で、こちらの家の物は非常に加工が丁寧で、なかなかお目にかかれないレベルのゴロンボだったと山田大工が絶賛していました。したがって、それをあえて見せて生かす設計となりました。天井が高くなったことで吹き抜け部も含め、面積以上の開放感を得られているとのことです。
フロックス流リノベーションの真骨頂
今回のこちらの住まいは、いわゆる二世帯住宅になりますが、ベースが古い日本家屋ながら、同居に賛同したご子息の奥様のご理解あっての実現となり、空間の住み分けやコンセプトが明確に分かれている稀有なケースとなりました。元々大変立派な日本家屋でそのポテンシャルも高く、フロックスの熟練の職人が携わったことでさらに素晴らしい住まいへバージョンアップしました。
最後に
この度は親子2世代に渡りフロックスへリノベーションのご依頼をいただき、誠にありがとうございました。お母様の時と同様、大変御贔屓にしていただき、フロックス一同心より、ますますのご健勝をお祈り申し上げますとともに、厚くお礼申し上げます。