施工実例
サウナルーム新設!
2022.12.8 Update
リノベーションをした古民家の敷地内にサウナルームを新設いたしました!
古民家の敷地内に円柱状のものが鎮座しておりますが(笑)
この度古民家にサウナルームを新設いたしました!山に囲まれた開放的な環境でサウナを満喫できます。
施主様がサウナの設置をご希望されていたため、フロックスでフィンランド産のサウナキットを入手。土台の施工や水道設備の新設なども併せて、現地にて組み立てました。
外観
一見サウナには見えない佇まいです。箱型ではなく円柱という形に施主様のこだわりが見えます。入口には腰掛があり、一時的にサウナから出て涼むことができるようになっています。
内部
内部は向かい合わせで座るタイプの構造になっています。一番奥に熱源を設置するため、自然と奥に座る方が熱波師役になるでしょうか(笑)
サウナルームとは別に水風呂も併設。本格的なサウナ施設を古民家で楽しむことができます。
リフォーム前
Before
以前は飲食店として使われていた築100年超の古民家
築100年超の古民家。今回は大胆に合宿所として大改築!古民家の風情を残しつつ、現代の機能性やデザイン性、快適性なども考慮しながらフロックスの職人たちが再び命を吹き込みました!以前は飲食店として使われていましたが、解決すべき問題箇所は大きなものでは「床」「引き戸」「屋根」の3つ。古民家は損傷のある部分を修正・補強すれば、長い年月を過ごせる職人技の結晶なので、まずはこの3つの箇所を補強していきます。
床を補強し、無垢木のあたたかみのあるフロアに!
床をはがし傷みのある部分のみを補強します。補強後は断熱材をしきつめ、無垢木の板を貼り付けていきます。無垢木は使えば使うほどに、味のある色合いに変わっていきます。
京都の古道具屋で買い付けた引き戸を古民家で再生!
もともとあった引き戸は、長年の風合いがあるものの、傷みのあるものもあったため、取り替える引き戸は京都の古道具屋でベースとなる引き戸を買い付けました。高さや幅なども建具にあわせて調整・加工します。完成した引き戸はきれいに修復され、塗装技術も駆使し、もともとあったかのようなしっくりとくる仕上がりになりました。
傷みの激しかった屋根をガルバリウム材で補強!
雨漏りや侵食、気温など、長年の風雨にさらされた屋根は損傷が大きかっため、耐久性に優れ、環境にやさしい素材のガルバリウムを採用し補強しました。
洗面・風呂場を増築
今回の古民家改築で唯一の増築部分がこのお風呂!洗面脱衣所完備、浴室は石英岩アートブラック乱形石、浴槽は高野槙を採用し、生まれ変わった古民家の風呂場にふさわしい仕上がりになりました。完成写真はページの後半で!
完成
After
ついにリフォーム完成!
ついにリフォーム完成!永い間使い込まれてきた古民家が、フロックスのリフォームによって若返りました!生まれ変わった古民家改築の全容をご覧ください!
玄関・1F広間・屋根裏空間
玄関は吹抜けの土間空間が大きな開放感を演出!写真撮影の際もそこに携わった職人さんたちとしばらく眺めてしまいました。梁や柱はそのままに、現代のモダンな雰囲気で再出発。ちなみに飽田大工はギリギリまで作業をしていました(笑)
薄暗いイメージのある古民家ですが、こちらは両サイドいっぱいに窓があるため、とっても明るくてさわやか!無垢木の色合いも明るいのでより開放感を得られます。撮影時は秋口でしたがこれからの季節、飽田大工お気に入りの暖炉が大活躍。
屋根裏Before
屋根裏After
もともと屋根裏だけの空間だけだったものを、土間部分を吹抜けにするため床を抜き、手すりを設置。物置としてあまり使い道のなかった屋根裏を普段から活用できる汎用性の高い空間へ仕上げました。また、もともと以前使っておられた方の壁面書道デザインやガラス玉の装飾はそのまま生かし、たことで一風面白い室内になっています。
随所に小技を盛り込む
もともと屋根裏だけの空間だけだったものを、土間部分を吹抜けにするため床を抜き、手すりを設置。物置としてあまり使い道のなかった屋根裏を普段から活用できる汎用性の高い空間へ仕上げました。また、もともと以前使っておられた方の壁面書道デザインやガラス玉の装飾はそのまま生かし、たことで一風面白い室内になっています。
洗面浴室
浴室壁面は石英岩アートブラック乱形石、浴槽は高野槙(コウヤマキ)を採用した唯一の増築部分。風呂桶の木の香りがたまりません!洗面脱衣も広々としていて、動きやすいように設計されています。
その他の要素も充実!
古民家ならではの美しさや風情を感じられる部分は紹介しきれないほどたくさんあります。デッドスペースの有効活用はもちろん、あえてそのまま以前の姿で残しておくなど、古民家にはさまざまな要素が満載です。
工事を終えて・・・
いやー昔の職人さんはすごいですね!今みたいに十分な機材や材料、設備もないままこんな立派な家を建ててたんですから。今回の改築でつくづくその技術の高さを痛感しました。この伝統技術をこういった形で少しでも永く残して生きたいですね!(担当大工一同)