施工実例
Japanese Modern Style Renovation2
Episode
リフォーム前の外観をご紹介します。連棟住宅の片方だけリフォームをすることになったのですが、写真の通り建物が繋がっており、左の木造世帯だけでなく、右のコンクリートの建物とも接合された状態になっていました。最大の課題として、躯体が連棟になっているためどちらか一方を建て替えるということができず、倒壊しないよう最新の注意を払いながら躯体部分を補強しつつ、連棟部分を維持しなくてはなりませんでした。
建て替えができない理由
連棟の躯体部分を残したままリフォームをする理由として、完全に解体してしまうと、連棟で繋がっていた建物が弱り倒壊の恐れがあることと、居住面積を大幅に見直さなければなりません。つまり連棟のままリフォームをするしか選択肢がありませんでした。隣家にダメージを与えないよう、細心の注意を払い、解体・補強作業を進めていきます。
京の町にふさわしいリフォームプランを
躯体部分はもちろんですが、水廻りや中庭など、京都の町にふさわしい新たな住空間をつくるべく、フロックスの技術を総動員したリフォームプランで取り組みます。日本建築の良さと最新の建築技術とデザインで、古い連棟住宅が生まれ変わっていきます。
Reform After
完成後全間取り図
外観~玄関
京都の町に溶け込むような町家風の外観。格子の引き戸を開けると和カフェのようなモダンな設えになっており、玄関の床部分に間接照明で優しく足元を照らします。オリジナリティのある郵便受けは、投函されたらすぐに開封できる便利な造り。小上がり部分は畳になっており、腰を掛けて休むなどの活用ができます。
和室
玄関横にある和室は、仕切りになっている引き戸を開け放つと玄関の土間と一体になるようなデザイン性と解放感を併せ持っており、くつろぎの間としてはもちろん、客間としても最適です。和の空間ながら畳やクロス、照明配置などにより、洗練された空間に仕上がっています。
リビング
木目が目を引くフロアに映える、黒のアイアンのスケルトン階段。リビングには昔のままの柱をあえて残したため、住まいの歴史を垣間見ることができます。階段を上がると居室への通路はシンプルなアイアンの手すりにより、渡り廊下を思わせる仕上がりに。
中庭
キチン奥にはトイレやバスルーム、ランドリーといった水廻りがあり、そこへ行くまでに中庭の風景が目を楽しませてくれます。お洒落な坪庭風になっており、ライトアップにより、季節の植物が彩ります。
水廻り
トイレやバスルーム、ランドリーといった水廻りも一新。毎日使うからこそ、デザイン性だけでなく、清潔で機能的、実用的なものを採用しています。洗面化粧台の両サイドには高さの調節できる可動棚を新設。細かい高さに調節ができるので、様々なものに対応が可能です。
2階
居室には元々あった立派な梁をそのまま流用しています。家の歴史を感じ、デザイン性を高めるだけでなく、家を支える重要な骨組みとしてもこれから先、末永くその存在を示してくれます。居室からゆったりとした広さのバルコニーへ出ると、階下の中庭を眺めることができます。
立体フレームワーク
プレカット3Dによる本プロジェクト概要 (立体フレームワーク)
このリフォームプロジェクトは、立体フレームワークを活用し実施しました。建築主様には、間取りや外廊下から中庭、トイレ、洗面所、ユニットバスへのシームレスなつながりをイチから提案~実現へと成りました。京都の町家をイメージした外廊下から中庭への景色は、自然光が差し込む開放的な空間で、リラックスできる場所となっています。トイレと洗面所は、快適な日常生活をサポートするために設計されており、機能性と美しさを兼ね備えています。